【MLB】岩隈とヘルナンデスだけでは……マ軍16年ぶりのポストシーズンへ「もう1回トレードを打ち、先発を獲得すべき」
ワイルドカードでのポストシーズン進出に望みをつなぐマリナーズは、岩隈久志、フェリックス・ヘルナンデスに次ぐ信頼できる先発投手を、今月末の「第2のトレード期限」までに獲得することが必要だと地元紙は指摘する。
2016/08/29
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指揮官「先発陣は試練の時」
マリナーズ先発投手陣を分析すると、やはり中心になるのは岩隈久志とフェリックス・ヘルナンデスの2枚看板だ。そのうち、岩隈は田中には投げ負けたが、好投を続けていると評価している。
On Wednesday, right-hander Hisashi Iwakuma (14-9, 3.81 ERA) allowed three runs over six innings, but was outdueled by his countryman. It was Iwakuma’s fourth quality start in his past five outings but his second consecutive loss.
水曜日、右腕・岩隈久志は(先発投手として責任を果たしたと言える)6回3失点だった。しかし、田中将大がさらにその上をいく投球を見せた。これが岩隈にとって、最近5先発で4度目のクオリティスタートだったが、2試合連続での敗戦となった。
フェリックスも、今季は右肩の故障で戦線離脱したが、7月15日のDL明け以降は徐々に復調しつつある。
しかし、このベテラン2人だけでは戦い抜けない。
不調や故障で戦列を離れていたタイワン・ウォーカーとジェイムズ・パクストンの若手の2人が復帰したのは明るい材料だが、彼らに全幅の信頼を置くのは尚早だ。
“It’s hard this time of year, starting-pitching wise, where we’re at, we get Paxton back. Kuma’s been solid,” Servais said. “Walker’s back in it. (Hernandez) is going right. The last couple days it’s been offense as much as anything. But it’s the way the game goes.
「先発投手陣という観点からすれば今は試練の時だ。しかし、パクストンは復帰したし、クマ(岩隈)も相変わらず安定している」とスコット・サービス監督は語る。「ウォーカーも戻ってくるし、ヘルナンデスも復調しつつある。ここ数日で言えば、問題はむしろ打線だが、なかなか思い通りにいかないのが野球というものだ」
ルイス記者は、マリナーズは7月1日以降だけでメジャー全体でドジャースの次に多い101回もロースターの変更を行っていることを挙げ、「どうせならもう1回トレードを打ち、先発投手を獲得すべき」と主張している。
期限は8月31日。ジェリー・ディポートGMに残された猶予は数日でしかない。
出典 : “Mariners need another starting pitcher to break playoff drought” @ The Seattle Post-Intelligencer by Adam Lewis in Aug. 24th 2016