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ドジャース打線に大きな課題が!? 数字で表れている”格差”とは…?【MLB】

2024/04/29

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上位打者の活躍: “期待通りの活躍”

メジャーリーグ分析サイト『Fangraphs』ドジャース上位打線
 
 次に、ドジャースの上位打線について見てみよう。メジャーリーグ分析サイト『Fangraphs』を基に、各打者の指標を纏めた。
 
 上位6人は期待に合った活躍をしていると言って良い。ショートへのコンバートがあったムーキー・ベッツだが、守備負担をもろともせずメジャー3位のwRC+211を記録し、昨季MVP投票2位に入ったレベル以上の活躍を見せている。
 

 
 大谷翔平は開幕から調子を落とし気味だったが、最初のホームシリーズ最終戦でホームランを放ってからは調子を戻し、メジャートップのヒット31本を放っている。ホームラン数が例年と比べると少ないが、打球速度やバレル率などの数値に昨季からの変化は見られないため、打球の角度と速度がかみ合い始めればホームランを量産するようになるだろう。
 
 ウィル・スミスはパワー系の指標が寂しいものの、シングルヒットを量産しwRC+は全キャッチャー中5位となっている。また、得点圏では打率.429、wRC+181と勝負強さを発揮している。
 
 トップ4人のうち、スロースタートとなっているのがフレディー・フリーマンで打率、長打率共に昨季の数値から大きく落としている。それでも、安定感の塊を体現したように打率.270以上を保っているのはさすがである。気候が暖かくなれば成績が上向いてくるだろう。
 
 トップ4の作ったチャンスを拾っていくのがマックス・マンシーとテオスカー・ヘルナンデスのパワーコンビだが、長打力の面では文句なしの活躍で、2人ともホームラン30本以上ペースにしっかり乗せている。
 
 マンシーの空振り率、三振率の悪化と得点圏wRC+ 43は少々心配だが、シーズンが進むにつれてボールが見えるようになり、チャンスでも打てるようになるか。
 
 サプライズなのがテオスカーのアプローチ向上だ。もともと三振を気にせずに振りにいって長打を狙うバッティングスタイルのテオスカーだが、今季は平均的に四球を選べるようになった。ドジャースの遺伝子が移ったのだろうか?

 

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