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大谷翔平の”攻略法”はある…?相手投手がするべき「攻め方」と「特徴」とは?【MLB】

2024/05/19

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大ベテランは流石の投球術で翻弄!?

 
 大谷選手に対して見事な攻め方をしている投手として見逃せない投手がいる。サンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有投手だ。
 
 今シーズン、ここまでダルビッシュ投手は大谷選手と2試合で5打席対戦、5打数1安打に抑え込み、うち4月14日の試合では2三振を奪った。今季の大谷選手から1試合複数の三振を奪ったのは、5月12日現在、ダルビッシュ以外に3人だけだ。
 
 以下、ダルビッシュ投手が大谷選手から奪った2三振の内容を取り上げる。

 
4月14日パドレス戦第3打席
 
4月14日パドレス戦第1打席
 

 
 2打席合わせて、半分がスウィーパーやカットボールといった大谷選手が苦戦している球種だ。第1打席に三振を奪った7球目のカットボールは、大谷選手が苦手とするインコース低めの厳しいコースに見事に決まっている。
 
 ここまで2024年の5月12日終了時点までの状況を取り上げたが、今後は、大谷選手が従来の苦手球種やコースを克服する可能性、相手投手が研究を進め新たな苦手をつくる可能性もある。ニューヨーク・ヤンキースのネスター・コルテス投手が見せたような変則投法で大谷選手に立ち向かう投手も出てくるかもしれない。
 
 かつて大谷選手に痛い目に遭った投手も、リベンジに燃えているに違いない。今季まだ対戦のない日本人投手との対戦も待ち受けているはずだ。「大谷選手本人の進化と迎え撃つ投手との攻防」は昨年まで以上に面白そうだ。
 
 5月12日は大谷選手の腰の張りによる欠場で実現ならなかったが、ダルビッシュ投手との再戦も見てみたい。レギュラーシーズンでのそのチャンスは最大であと2回、うち1回は9月末のシーズン大詰めの時期だ。

 
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【了】

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