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【MLB】捕手交代が裏目? マエケンの女房役に最適なのは正捕手か控えか

開幕3連勝を飾るも、4月23日以来勝ち星から遠ざかっている前田健太。堅守のエリスとバッテリーを組ませるべきとの声も上がっているが、捕手2人の成績とチーム事情を考えれば、そう言い切ることは難しい。

2016/05/22

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エリスは今季でFAに

 打撃面では、グランダルに分がある。今季こそOPS.662と低迷しているが、昨年前半は打率.282、14本、OPS.927の好成績を残し、オールスターにも出場。健康でさえあればリーグ有数の打てる捕手となりうることを証明した。エリスは昨年こそOPS.758と少し数字を上げたものの、93試合に出場した一昨年はわずか.577。打つ面で大きな期待はかけづらい。

 デーブ・ロバーツ監督も彼ら2人の打撃と守備、そして年齢(グランダル27歳、エリス35歳)を考えたうえで、グランダルを正捕手に据え、カーショウとグランダルを組ませる機会を増やすと明言していた。グランダルの契約は最低でも2018年まで。打てる捕手として独り立ちしてくれればチームにとっては大きなプラスとなるが、エリスは今オフFA。球団としてはエリスを前田の専属捕手とし、グランダルの出番を必要以上に減らすケースは避けたいはずだ。

 現時点のことだけを考えれば、投手への配慮に長けたベテランのエリスと組むのは有効な手かもしれない。しかし長期的にそれを続けるのが難しい以上、これから長く相棒になるグランダルとのコンビネーションを磨くこと、そして長い目で見守ることが必要ではないか。前田とドジャースの契約は、2023年まで続く。捕手との相性、そして前田自身の成績、どちらも結論を出すにはあまりにも早い。

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