ドジャースは頂点に立てる…?MLBライバル球団と徹底比較。現地メディアの予想は?【MLB】
2024/05/28
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補強は大成功…一方で生え抜きのスター選手が絶不調
ブレーブスの先発陣は補強が大成功だ。オフに3年3000万ドルで加入したレイナルド・ロペスは7先発で防御率1.34。内野プロスペクトのボーン・グリソムとの交換トレードでレッドソックスから獲得したクリス・セールは7先発で防御率2.95と活躍している。
ロペスはホワイトソックス時代、リリーバーだったが今季から先発へ転向。平均球速は下がったが、合わせて投球の80パーセント以上を占めるフォーシーム/スライダーのコンビネーションが効果を発揮している。
セールは元々シカゴ・ホワイトソックス、ボストン・レッドソックス時代にサイヤング賞投票を多く獲得した実績のある投手だが、過去4年は手術や打球直撃での怪我、バイク事故などで不本意なシーズンが続いていた。不良債権化しつつあったセールをブレーブスが復活に賭けて獲得。博打が大成功した。
特にセールの代名詞であるスライダーが効果的で、失点阻止を示す指標「Run Value」はスライダーではメジャー2位の+8を記録している。
しかし、ブレーブスにとって最も大きな誤算はスペンサー・ストライダーの離脱だろう。ストライダーは4月中旬に尺側側副靱帯修復の手術を受け、2先発のみでのシーズン終了が確定した。
直近2シーズンで合計318.1イニング、防御率3.36、奪三振率13.7を誇ったエースの離脱はシーズン中ではデプスでカバーできるが、支配力が欲しいプレーオフでは大きな影響を与えるかもしれない。
また、打線の不調も目立っている。ここまででOPSが.800を超えているのがDHのマーセル・オズーナとキャッチャーのトラビス・ダ―ノウの2人のみ。昨季は打率.337、41ホームラン、OPS1.102、73盗塁でナ・リーグMVPに輝いたロナルド・アクーニャ Jr.はOPS.717と不調に陥っている。
昨季54ホームラン、長打率がNL1位の.604を記録したマット・オルソンはここまでホームラン4本、長打率に至っては.367とほとんど半減してしまっている。2人とも平均打球速度やバットスピードなどはリーグ上位レベルを維持しているため、時間が経てば調子を戻しそうだが、果たしてどうなるか。
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