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【MLB】イチローも4000本安打と冗談も。MLB新ルール導入となれば、打者有利?

MLBでは投球せずの敬遠、そしてストライクゾーンの変更が検討されている。新ルール適用となればさまざまな影響を及ぼすことになりそうだ。

2016/05/22

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新ルール導入で見られなく”珍プレー”

 マイアミ地元紙の『マイアミ・ヘラルド』では、ESPNによるとMLBオーナー会議での競技委員会で新ルール導入が基本合意に至り、早ければ来シーズンから導入されることを報道した。

 もし承認が決定となれば、ストライクゾーンの下限が「打者の膝頭」になることに加え、投手は敬遠策を取ることを球審に告げれば、投球せずに打者は一塁へ向かうことができるようになる。

 このルール改正に対して選手側は大きな異論は聞こえていない、と「マイアミ・ヘラルド」のクラーク・スペンサー記者は述べている。

 だが新ルールが導入されれば、過去のマイアミ・マーリンズの2試合の行方は大きく左右されただろうと振り返る。

 2006年のある試合で打席に立ったミゲル・カブレラに対して敬遠策が取られたが、そのうちの1球が甘く入り、カブレラはバットを振って勝ち越し打を叩き出した。

 2011年には当時クローザーを務めていたスティーブ・シーシェクがマウンドに立った場面でシアトル・マリナーズのカルロス・ぺゲーロを敬遠。試合は同点で延長に突入しており、走者は三塁にいた。そしてシーシェックが敬遠をするために投じた球はまさかの暴投となり、決勝点を許してしまった。

 新ルール適用となれば、こういった”珍プレー”も起こることはなくなってしまう。

“That’s a part of the game that shouldn’t be changed because there’s some pitchers that struggle with that, Then it’s going to be, if you hit a home run, you don’t have to run the bases. I’m just worried that you’re going to change the game.”
「それは変えるべきでない要素であり、変えることによって苦しむ投手も出てくるだろう。これが変わってしまえば、本塁打を打った後に塁を回らなくていいというふうにもなり兼ねない。野球を変えることになってしまうのではないかと心配になる」

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