大谷翔平、今年も6月を”独壇場”にできる…?「史上最高の5月」から不調の兆しも【MLB】
2024/06/09
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今季も“大谷翔平の月”がやってくる!?
今季は過去の5月にない好成績を残しながら、後半に数字をやや落とした大谷選手。6月以降の成績はどうなるだろうか。
過去の推移をみると、月別に見て成績を残せていない方である5月に比べ、6月の成績は格段に向上しているのだ。
以下、大谷選手の各月のOPSや打率の推移につき、2021年~2023年の平均と2024年(5月は現地時間26日まで)を比較する。
5月のOPSや打率は最低ないしはそれに近い水準にあるのに対し、6月は5月に比べ、OPSは1.43倍、打率は1.37倍の数字を残している。2021~2023年の合計の月別本塁打数は以下のようになっている。最多の6月は5月と比べて55%多く、3年間の総計の27%を占めている。
3~4月:19本 5月:22本 6月:34本 7月:2 3本 8月:18本 9~10月:8本
今季5月の数字と過去の5月~6月の変化を単純に掛け合わせると、6月のOPSは15割近く、打率は4割台後半の驚異的な数字が出てくる。現実にはこの単純計算通りにはいかないだろうが、過去の計算通りなら、今季の6月も期待を持たせられる。
しかし、今季は昨季までとは異なり、チームの勝利への貢献も過去の6月以上に求められるはずだ。そういった環境面の違いも含めて「大谷翔平の月」の躍動を期待したいところだ。
なお、長い目で見れば過去3年は9月以降の数字が落ちている。ただ、この9月の成績低下はいわゆる二刀流での起用による疲労や2023年の故障の影響が大きいと考えられ、DHに専念する今季は様相が変わるだろう。
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