ドジャースが「トレード市場」で動く…?”新戦力候補”を徹底予想(野手編)【MLB】
2024/06/07
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打者の補強候補予想
ボー・ビシェット(遊撃手) ※FAまで1年半
打率 .243, OPS+ 90, OAA 0
2021,2022年とMLB最多安打を放ったトロント・ブルージェイズのボー・ビシェット。今季は過去3年と比べて長打力が急激に低下し、2019年のデビュー後ではキャリアローの打率.243、OPS.663と低い数字になっている。
元々守備が得意ではないビシェットは打撃で価値を出す必要があるが、現状はそれができていない。特に対左投手の攻略に苦戦していて、38打席でヒットは4本しか打てていない。一方で、4月に.589だったOPSが5月には.762まで上昇しており、復調の兆しを見せている。
チームは今季ここまで26勝29敗でAL東地区最下位と苦しんでいるが、来年まで契約を残すビシェットを来季もプレーオフを目指すブルージェイズが放出するかは五分五分と言ったところか。獲得の際には対価も大きくなると見られ、成績を鑑みると少々博打要素が強い獲得候補だ。
タイラー・オニール(外野手) ※FAまで半年
打率.236, OPS+133, OAA -1
2021年にOPS.912を記録し、MVP投票を獲得したタイラー・オニール。過去2年はOPS.707と低迷していたが今季は長打力が戻り優秀な打者へと復活を遂げた。ここまでメジャー15位のホームラン11本を放っている。
4月後半に脳震盪で、5月末には右膝の炎症で故障者リスト入りし、さらにはキャリア平均で1年に80試合程度しか出られていないことから耐久力が懸念事項だ。獲得したのに故障者リストでシーズンを終える、なんてことになりかねない。
所属先のボストン・レッドソックスはここまで28勝28敗でAL東地区3位、ワイルドカード圏内からは2.5ゲーム差となっている。上を見るとカンザスシティ・ロイヤルズ、ミネソタ・ツインズなど、まだ真の実力が判明していないチームも多く、デッドラインで売り手に回るかどうかはわからない。
ただ、地区首位のニューヨーク・ヤンキースまでは9.5ゲーム差あり、プレーオフ進出が五分五分の場合は契約が終了する選手を迷わず売る可能性も考えられる。