【MLB】ダルビッシュ、田中や青木とアメリカで初対決!? 6月は日本のファン必見の好カードが目白押し
5月29日にテキサス・レンジャーズのダルビッシュ有がメジャーへ復帰する。6月は日本人選手が所属するチームとの対戦が続くこともあり、野球ファンにとって楽しみな1カ月になりそうだ。
2016/05/26
田中との投げ合いは過去4度
レンジャーズ・ダルビッシュ有のメジャー復帰日が球団から正式にアナウンスされた。本拠地での28日(日本時間29日)のパイレーツ戦。一昨年8月以来、658日ぶりにメジャーのマウンドに立つ。
復帰後の本人の投球はもちろん楽しみだが、さらにファンを喜ばせてくれそうなのが、日本人メジャーリーガー所属球団との対戦が続くこと。
中でも目玉は6月27~30日にヤンキースタジアムで組まれているヤンキース4連戦だろう。先発投手5人を順番通りに回したとして、ダルビッシュは29日の第3戦に先発予定。実はヤンキース・田中将大も、順調に試合消化し、順番通りにローテーションが流れれば同じ第3戦に先発予定なのだ。
もちろん雨天中止が訪れたり、疲労が見えればエキストラレストを挟んだり、想定通りにその日を迎える可能性は決して高くはない。それでも全てが順調に流れれば、2人のメジャー初対決が実現するというのはワクワクさせる状況だ。
ダルビッシュと田中の投げ合いは、日本では過去4度ある。試合の結果だけで見れば、ダルビッシュの3勝1敗だ。
初顔合わせは07年9月19日。ダルビッシュが8回5安打無失点で勝利投手となり、6回2/3を7安打5失点の田中が敗戦投手となった。
その1週間後にはともに中6日で再戦。8回6安打1失点のダルビッシュには勝敗が付かなかったが、チームは勝利。田中は8回1/3を4安打2失点で敗戦投手。完封目前につかまり、プロ初のサヨナラ負けを喫した。
続く対戦は2年後の09年8月7日。今度は田中が8回10安打1失点の粘投で初勝利を挙げた。ダルビッシュは8回5安打3失点で敗戦投手。
最後の直接対決は11年7月20日。ダルビッシュが9回4安打1失点で貫禄の完投勝利。田中は8回5安打3失点でわずかに及ばなかった。
08年北京五輪でそろって丸刈り頭にするなど、親交を深めた2人。今年4月には両軍の対戦でグラウンドで再会を喜び、互いにエールを送り合った。メジャーの舞台で投げ合いが実現すれば、ライバル物語に新たな1ページが刻まれる。