大谷翔平選手をはじめとした日本人メジャーリーガーを中心にメジャーリーグ・日本プロ野球はもちろん、社会人・大学・高校野球まで幅広いカテゴリーの情報を、多角的な視点で発信する野球専門メディアです。世界的に注目されている情報を数多く発信しています。ベースボールチャンネル



「トレード」「プロスペクト」…”最強軍団”ドジャースが誇る強さの秘密とは…?【MLB】

2024/06/16

text By

photo

Getty Images



ドジャースのプロスペクト(野手)

順位は左から『mlb.com(全体)』, 『mlb.com(球団別)』,『Baseball America(球団別)』 ,『Fangraphs(球団別)』

 

ドルトン・ラッシング 23歳 (50位, 1位, 2位, 2位)

 
 ドルトン・ラッシングは各媒体で高い評価を受けるプロスペクトだ。打撃優先型のキャッチャーで昨季はシングルAで15HR、OPS.856を記録。
 
 今季はダブルAに昇格したがここまで40試合で8HR、OPS.898と難化をもろともしていない。長打やハードヒットが多い代わりに三振が多いが、四球をしっかり選べるだけの選球眼を持っている。
 
 近年では守備の評価も少しずつ上がっており、米分析サイト『Fangraphs』は「優秀ではないが、メジャーでやっていける成長を見せている」とコメントしている。
 
 打撃型のキャッチャーはメジャーレベルに10年契約を結んだウィル・スミスがおり、ドジャースがラッシングを今後どのように扱うかは不明だが、トレードであれ、別ポジションへのコンバートであれチームに大きく貢献してくれそうだ。
 

 

ホセ・デ・パウラ 19歳 (80位, 2位, 5位, 8位)

 
 ホセ・デ・パウラはドジャースがマイナーに持つ秘密兵器だ。2022年に17歳の若さでドミニカン・サマーリーグに参加し54試合出場、OPS.970の成績を上げ、19歳の今季はシングルAランチョで41試合に出場し5HR, OPS.846を記録している。
 
 パワーと打撃スキルの評価が高く、スイングの形や理想的なボールを選ぶことが上手い。課題としては打球に角度をつけることが挙げられ、これが2023年に2HRに終わった原因とされている。同年オフにはフアン・ソトやエリー・デラクルーズと共にトレーニングをし、筋力強化を行ったという。
 
 運動能力がそれほど高くなく、将来は外野の両翼かDH向きだとされており、理想形は2022年にOPS1.019を記録したヒューストン・アストロズのヨルダン・アルバレスだ。まだ19歳と若く今後の成長に注目したい。

1 2 3 4


error: Content is protected !!