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【MLB】ダルビッシュ有、復帰登板で目を引いた球速アップ。リハビリ期間中の肉体改造で進化

ダルビッシュが28日に本拠地でのパイレーツ戦に先発。5回3安打1失点で復帰登板で今季初勝利を飾った。

2016/05/31

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今後は1試合当たりの球数制限の上限が引き上げられる

 最大出力のアップは、復帰初戦で早くも示した。今後は、メジャーのタフな先発ローテーションで回っていく上での対応力が問われる。単純に1試合でのスタミナであり、回復力だ。
 ダルビッシュは試合後の会見で、大勢の日米メディアを前に「100球なり、120球なり、投げても大丈夫となったら、大丈夫と言えると思います」と指針を語った。

 今後は球数制限の上限が徐々に引き上げられ、1試合当たりの上限が撤廃されることが一つのゴールとなる。シーズンでの投球はイニング換算で150イニング前後に制限される見込み。

 ダルビッシュ復活の翌29日には、マリナーズを抜いて地区単独首位に立ったレンジャーズ。2年連続プレーオフ進出を十分狙える位置におり、ポストシーズンでの投球回数を含めて、慎重に検討されていくだろう。

 トミー・ジョン手術からメジャーのマウンドへ帰ってきた投手は数多い。ただ、復帰後も安定したパフォーマンスを発揮できる投手は、実は意外なほど少ない。復帰初戦はまず合格点。そして大事なのはシーズンの残る試合でその働きを継続できるか。その1点に懸かっている。

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