大谷翔平選手をはじめとした日本人メジャーリーガーを中心にメジャーリーグ・日本プロ野球はもちろん、社会人・大学・高校野球まで幅広いカテゴリーの情報を、多角的な視点で発信する野球専門メディアです。世界的に注目されている情報を数多く発信しています。ベースボールチャンネル



大谷翔平、”メジャー全球場ホームラン”の快挙も!? データでみる「得意」「不得意」は…?【MLB】

2024/06/23

text By

photo

Getty Images



得意な球場、苦手な球場は?

 
 2024年6月16日時点では、ドジャースの選手として出場したエンゼルスタジアムでの試合はまだない。
 
 デビュー以来の大谷選手の打率やOPSにつき、球場別の上位・下位を示した。
球場別の打率やOPS

 

 

 得意球場としてリグレー・フィールド、レンジャース・ボールパーク、カウフマン・スタジアムなどが、苦手球場としてローンデポ・パーク、グレート・アメリカン・ボール・パーク、ヤンキー・スタジアム、Tモバイル・パーク、ペトコ・パーク、ミニッツメイド・パークが挙げられる。過去の打数の少ない球場を除けば、打率・OPSとも、ヤンキー・スタジアムの数値が最も低い。
 
 なお、上記表では、2024年でのソウル開催など本来の本拠地以外での開催、2023年に行われた第5回WBC(ワールドベースボールクラシック)日本代表としてのローンデポ・パークでの成績は含まれていない。
 
 AB/HR(本塁打1本あたりの打数)は、シカゴ・ホワイトソックスの本拠地であるギャランティード・レート・フィールド(10.2)、カウフマン・スタジアム(10.5)、レンジャース・ボールパーク(11.0)が小さくなっている。ドジャー・スタジアム(12.5)やエンゼルスタジアム(12.6)の数値も小さい部類に入る。
 
 苦手とする本拠地球場のチームに関しホーム・ロード別の対戦成績を調べると、ニューヨーク・ヤンキース(ヤンキー・スタジアム)、シアトル・マリナーズ(Tモバイル・パーク)に関して、ホームでの対戦成績がロードでのそれを上回る傾向が明らかになった。
 
 特にヤンキース戦に関してホームとロードでの違いに大きな差がある。両チームに関しても、ドジャー・スタジアムを本拠地とした対戦はない。
 
 対ヤンキース戦
 ・ホーム:打率.344 OPS1.413 AB/HR6.4
 ・ロード:打率.136 OPS.612 AB/HR14.8

 対マリナーズ戦
 ・ホーム:打率. 293 OPS.984 AB/HR15.8
 ・ロード:打率.184 OPS.658 AB/HR19.0
 
 ロードでの試合を苦手とするサンディエゴ・パドレス戦、ヒューストン・アストロズ戦に関しては、上記のような顕著な差異はみられなかった。

1 2 3 4


error: Content is protected !!