MLB屈指の安打製造機、イチローは42歳になってもアンタッチャブルな男だった
シーズンが始まる頃、MLB通算3000本達成が危惧されていたマイアミ・マーリンズのイチロー。しかしそんな心配とはうらはらに、チャンスをものにし、記録達成へと着実に近づいている。
2016/05/30
42歳で3試合10安打をマークしたのは122年ぶり
42歳のイチローは現地5月21日のワシントン・ナショナルズ戦で4安打を記録。1日置いた23日のインターリーグ、タンパベイ・レイズ戦でも4安打を記録。
3試合で10安打と言う大当たりを見せた。42歳でのこの記録は、1894年にキャップ・アンソンが記録して以来122年ぶりだ。
イチローは、21世紀ではダントツの安打製造機だ。21世紀以降のMLBの安打数5傑。
1. イチロー 2395試合 2961安打 打率.314
2. アルバート・プホルス 2323試合 2707安打 打率.310
3. エイドリアン・ベルトレ 2249試合 2479安打 打率.285
4. デレク・ジーター 1961試合 2457安打 打率.286
5. ジミー・ロリンズ 2254試合 2436安打 打率.264
同期のプホルズとは254安打差。イチローは今世紀、誰よりも多くの安打を打ってきた。
そのハイライトはなんといっても2004年のMLBシーズン安打数の更新だろう。
イチローは、ジョージ・シスラーが1920年にマークした257安打を84年ぶりに更新し、262安打を記録した。
1 2