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大谷翔平、エンゼルス戦で見せた”違い”とは…?「フリーウェイシリーズ」を徹底分析【MLB】

2024/07/03

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昨季まで無かった“原動力”は

 
 今季6月に行われたドジャー・スタジアムでのフリーウェイシリーズ2連戦で、大谷選手は、6打数3安打2本塁打4打点2得点3四球の素晴らしい成績を残した。
 
 元チームメイト、マット・ムーア投手からのホームランを含め2試合ともに本塁打を打ち、フリーウェイシリーズ一番の顔ともいえる活躍を見せた。試合での活躍度を示す指標である「WPA」は2日間合計で0.341と、出場した両チームの選手で最高の数字を残している。

 

 

 そして、ドジャー・スタジアムでのフリーウェイシリーズの成績を打率.382、OPS1.335に上昇させた。一方、この球場では今季も盗塁を決められず1度盗塁死を記録した。
 
 2試合で計7人の投手と対戦したが、昨季エンゼルスでチームメイトだったのは3人しかいない。古巣との再戦とはいっても1年で選手が大きく入れ替わる現実も感じさせられる。
 
 大谷選手にとってこのシリーズでもっと嬉しかったことがほかにあるように思う。それは、久々に自分のいるチームが勝ったことだ。
 
 エンゼルスは2021年8月6日を最後にフリーウェイシリーズで勝利が無く、3年越しで10連敗が続いていたが、今季の第1戦に意地を見せ、この連敗をストップ。2戦目はドジャースが勝利し1勝1敗のタイになった。
 
 この状況下での2戦目の勝利は、大谷選手がフリーウェイシリーズで久々に味わう勝利となった。
 
 今季は現地時間9月3~4日に、エンゼルスタジアムで残り2試合が開催される。この試合は、大谷選手にとって真の意味での凱旋試合となる。
 
 この舞台では、ムーキー・ベッツ選手、クレイトン・カーショウ投手、山本由伸投手、エンゼルスのマイク・トラウト選手も復帰し、両チームのスターがそろい踏みになることを期待したい。一方、今後のトレードの可能性もあり、次回は両チームともメンバーが入れ替わることもあり得る。
 
 条件は変わっても、フリーウェイシリーズを引っ張っていく「主役」はやはり大谷選手だ。これは6月の2試合で明らかになったことだ。

 
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【了】

 

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