「これだけは言える」大谷翔平、二刀流継続に疑問の声が…?米メディア「打撃だけに全力を注げるからこそ…」【海外の反応】
2024/06/27
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大谷翔平 最新情報
ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手は今季、右肘靱帯の手術を行なったことで、打者専念でプレーしている。それゆえに打撃だけに集中できる状況が生じ、三冠王を期待させるような活躍を見せていた。今後、投手復帰の可能性がある大谷について、MLB殿堂入りサイ・ヤング賞投手のジョン・スモルツ氏が、米メディア『フォックススポーツ』を通じて言及している。
大谷はロサンゼルス・エンゼルスからフリーエージェント(FA)になった後にドジャースへ移り、新天地でプレーする決断を下した。シーズン序盤は初ホームランを放つまでに41打席を要するなど苦戦したが、6月男とも呼ばれる大谷は今月本領を発揮し、6月だけで10本塁打を放つほど絶好調となっている。
特にムーキー・ベッツ内野手が左手骨折で離脱してから、先頭打者を任された大谷の活躍には目を見張るものがある。同メディアの「彼は今年投手ではないが、おそらくナ・リーグ最高の打者だろう。打撃だけに全力を注ぐことができたからこそ、このような活躍ができているのか?それともオフシーズンの手術後、パワーが急速に戻ってきていることに驚いている?」との質問に対し、スモルツ氏は「私は彼がやっていることは英雄的だと思っている。ただ、私たちが見慣れていない種類のことをしている時は、何かに苦しむと思っていた。だから、打撃に全力を注いで、オフの時はリラックスして過ごせているなら、彼がドジャースの打線でやっているようなことには驚かない。そうは言っても、ベッツがいないと多少の後退はあるだろう。フレディ・フリーマンが彼の後ろにいることは助けになるし、もし同じく怪我を負っているマックス・マンシーが戻ってくれば、大谷はダイナミックになる。大谷はドジャースが求める全てを果たしてきたが、エンゼルス時代と同じくらい投打ができるかどうかは時間が経てば分かるだろう」と述べている。
また、同メディアの「大谷はどうすべきだと思う?あの仕事量に戻るべきだろうか?彼は打者として非常に優秀だが、二刀流で活躍しているのを見たこともある。あなたはどう思う?」との質問には「将来、彼がやってくれることを願っているが、これだけは言える。彼はそれを抑えなければならない。私の意見では、94マイルのスライダーやスプリットフィンガー、100マイルの速球を投げ続けることはできないと思う。彼がそれを控えた上で偉大なアスリートになるのを見たい。彼は素晴らしいアスリートだ」とし、「ある時点で、支配力よりも健康状態の方が重要になると思う」との見解を示した。投打の両方で活躍することは重要だが、二刀流持続には制限も必要かもしれない。
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