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大谷翔平は超えられる…?ドジャース歴代レジェンドが”比較対象”に!?【コラム】

2024/07/08

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(左から)デーブ・ロバーツ、オーレル・ハーシュハイザー

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 球団新記録となる10試合連続打点をマークしたロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平。実に69年ぶりとなる記録更新を成し遂げたが、MLBでも屈指の伝統球団であるドジャースには偉大な記録を持つレジェンド選手が数多く在籍している。そこで今回はドジャースで歴史を築いた名プレーヤーに焦点を当てていきたい。

 

 

 
 1883年の創設以来、ニューヨーク、ブルックリンの時代を経て1958年にロサンゼルスに移設。既に通算140年以上の歴史があるドジャース。その中でサンディー・コウファックスやジャッキー・ロビンソン、いまだ現役のクレイトン・カーショーなど数々のレジェンドを生み出してきた。
 
 前述のコウファックス、ロビンソン、カーショーなど誰でも知っているレジェンドを改めて紹介するのもつまらないので、少しマイナー、しかし偉大な業績を残したレジェンドたちを紹介したい。

ドジャース放送局に務めるレジェンドたち

(左から)オーレル・ハーシュハイザー、エリック・キャロス

オーレル・ハーシュハイザー(サイ・ヤング1回、オールスター3回、ワールドシリーズ優勝・MVP)

 オーレル・ハーシュハイザーは1983年から2000年にかけて活躍した右投手である。そのうち最初の13年間をドジャースで過ごした。
 
 キャリア通算204勝、2014奪三振の記録を残したレジェンドは、1988年に267.0回を投げ防御率2.26、178奪三振をマークし、NLサイ・ヤング賞を受賞。同年にはワールドシリーズ優勝&MVPを達成しており、この3つを同時達成した唯一の選手となっている。
 
 球速で押すタイプではなく、多彩な変化球で打者を翻弄するピッチングスタイルであった。本人曰く「プレート両サイドに投げ分けるシンカーとカッター、3種のスピードと3種の角度があるカーブ、真っすぐ投げるチェンジアップ、シンカーと分離するようなチェンジアップ」を持っていたという。
 
 ドジャース放送局『SportsNet LA』で解説者として働くのは今年で10年目。2017年から加入したジョー・デイビスと球界屈指の仲良しコンビを形成し、洞察力のある野球分析と面白いトークでドジャースの試合を盛り上げている。

エリック・キャロス(新人王、シルバースラッガー)

 エリック・キャロスは1991年から2004年にかけて活躍した強打の一塁手である。キャリア最初の12年間をドジャースで過ごした。ドジャースでの通算270本塁打は”ロサンゼルス”・ドジャースのチームでは最多記録だ。(ドジャース全体では3位)
 
 1992年のメジャー定着年では149試合に出場し20本塁打、88打点をマークし新人王を獲得。以降ドジャース不動の一塁手として95年~2000年は98年を除いて30本塁打達成、95年には打率.298、32本塁打、OPS.905でMVP投票5位、シルバースラッガーを受賞した。
 
 現在は『SportsNet LA』に加え、米スポーツメディア『FOX Sports』でも解説者を務めている。ドジャース試合の解説時にはメジャー唯一のアジア系アメリカ人実況者であるスティーブン・ネルソンとコンビを組むことが多く、EKの愛称で呼ばれている。
 
 次男のジャレッド・キャロスは2022年のドラフトでドジャースに加入し、現在はドジャース傘下ダブルAトゥルサで鍛錬を積んでいる。今季のスプリングトレーニング試合では父親の前で三振を奪って見せた。

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