大谷翔平は超えられる…?ドジャース歴代レジェンドが”比較対象”に!?【コラム】
2024/07/08
Getty Images
名監督も現役時代は“いぶし銀“
デーブ・ロバーツ(2004年ワールドシリーズ優勝、2020ワールドシリーズ優勝(監督))
日本人ファンにもお馴染み、現ドジャース監督を務めるデーブ・ロバーツは、日本に配属された海兵隊員の父と日本人の母の間に生まれた。出生地は沖縄県那覇市だ。
選手としてはクリーブランド・インディアンズでキャリアをスタート。その後ドジャース、ボストン・レッドソックス、サンディエゴ・パドレス、サンフランシスコ・ジャイアンツを渡り歩いた。しかし、目立った成績を残したシーズンは無く、非常に平均的な打者であった。
キャリアのハイライトはレッドソックス時代、ニューヨーク・ヤンキースとのALCS第4戦において負ければシーズン終了、マウンドには伝説の絶対的クローザー、マリアノ・リベラという場面で代走に入り、盗塁を成功。レッドソックスを逆転勝利に導いたことだ。
勢いに乗ったレッドソックスはその後も勝利を重ね、「バンビーノの呪い」を打ち破り1918年以来86年ぶりのワールドシリーズ優勝を成し遂げた。このロバーツの盗塁はレッドソックス野球殿堂により「メモラブル・モーメント」とされている。
ドジャースの監督としては2016年から指揮を執っており、通算勝利数806はドジャース史上4位、勝率.629(※いずれも日本時間7月3日時点)は500試合以上指揮した監督の中で1位を誇っている。
奇妙なタイミングでの継投や、プレーオフでの勝負弱さからしばしば批判の対象になるが、そのコミュニケーション能力やスピーチでの説得力はメジャーの監督ではトップクラスで、フロントオフィスや選手から絶大な信頼と尊敬を得ている。ドジャースとの契約は2025年まで続いており、今後の動向にも注目したい。
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