大谷翔平は”1番”、”2番”起用のどっちが正解…?打順別の打撃成績を徹底分析!【コラム】
2024/07/15
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“大谷翔平の後ろ“は誰が最適解?
次に、「1番を打つ大谷選手にとって、誰が2番を打つのがいいのか」を考える。以下、大谷選手が1番として起用された試合を対象として、2番打者別にみた大谷選手の成績を比較した。
全体的に、2番打者がスミス選手の時の成績が最もよい。OPSは13割を超え、打率は3割5分近くになっている。2番ヘルナンデス選手の時も、OPSは12割超、出塁率4割台後半と好成績の部類に入る。
ここまでの分析をまとめると、以下のことが言えるのではないか。
・大谷選手は、1~2番打者の方が3番打者に比べ好成績を残している。1番打者と2番打者の違いは成績にあまり関係がない。
・ドジャースの1、2番は代役を務めるのが難しい打順ともいえる。他選手の2番打者としての成績を比較した場合、2番打者として高いレベルの成績を残した後、ベッツ選手の代役の1番を務め上げる大谷選手のポテンシャルの高さが際立っている。その大谷選手でも1番での初起用試合はノーヒットに終わったことから、1番ベッツ選手の代役も簡単ではない。
8月頃と予想されているベッツ選手の復帰後、大谷選手は従来の2番打者に戻るのか、それとも1番打者として戦い続けるのか。
どちらの打順でも結果を残している現状を顧みると、デーブ・ロバーツ監督も頭を悩ませることだろう。「ヒリヒリした9月」へ向けシーズン終盤をどう戦い抜くのか、ロバーツ監督の起用法にも注目が集まる。
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