サンドバル&ラミレス 大物FAダブルで獲得もレッドソックスの復活への道のりはなお険しい? 【豊浦彰太郎のMLB on the Web】
地区最下位に転落した前年世界一のレッドソックスは、世界一に輝いたジャイアンツの主砲のサンドバルと、ドジャースのラミレスという二人の大物選手をFAで一気に獲得した。しかし、それでも来季の浮上に向けては課題が山積みだ。特に先発投手陣のテコ入れは急務だ。
2014/11/27
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レッドソックスを優勝候補に推すにはまだ早い?
補足すると、09年の首位打者でメジャー通算打率.300のラミレスはその打棒には定評があるが、遊撃手としての守備はウィークポイントだ。
そのことと遊撃にはやや伸び悩んでいるものの、今後ブレイクが期待されているザンダー・ボガーツがいることにより、ラミレスはレッドソックスで外野へコンバートされると言われている。
来季、馴れないレフトでもともと拙い守備がチームの足を引っ張るのでは?という懸念だ。
サンドバルに関しては、2012年のワールドシリーズで1試合3本塁打を記録しMVPを獲得するなどポストシーズンでの活躍が目覚ましいため、やや過大評価されているとしているのだ。
シーンフィールドの指摘はこれだけではない。
They were 71-91, and that included 42 starts from Jon Lester and John Lackey.
レッドソックスは今季71勝91敗だったが、(ともに夏場に放出した)ジョン・レスターとジョン・ラッキーの計42先発があってもこの成績だったのだ。
ショーンフィールドはさらに、ラミレスとサンドバルを獲得した打線もなお、今季期待外れだったヨネニス・セスペデスやマイク・ナポリらの復活がなければ苦しいとしている。
いずれにせよ、ストーブリーグはまだ序盤戦だ。
課題の投手陣の強化に関しては、過去7年で6度200投球回以上を記録したコール・ハメルズ(フィリーズ)のトレードでの獲得や、FAとなったレスターを呼び戻すとの噂もある。レッドソックスを来季の優勝候補に挙げるのは、今後の投手陣の補強動向を見極めてからになりそうだ。
出典:”Red Sox deals” by David Schoenfield in ESPN SweetSpot in Nov. 24 2014