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ドジャースは今年こそ「プレーオフ弱小」を払拭できる…?命運を握る”キーポイント”は?【コラム】

2024/07/25

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(左から)カーショウ、山本由伸、グラスノー

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 毎年レギュラーシーズンでは圧倒的な強さを見せるロサンゼルス・ドジャース。一方でLCSに進んだのは近年では2021年のみ。悲願の世界一へ向け重要なのが投手陣の組み立てだ。大型補強を行った今季、現状の投手陣でプレーオフを戦い抜くことが出来るだろうか。シーズン前半戦を終えた時点のドジャース投手陣について分析してみた。(文:Eli)

 

 先発投手の役割というのはレギュラーシーズンとポストシーズンで大きく異なる。レギュラーシーズンにおいて先発投手はイニングを稼ぐことが求められる。6,7回を3,4失点で切り抜ければ及第点と言ったところだ。基本的には80%の力で打者をかわしていく能力が必要だ。
 
 一方で、短期決戦であり、負けが許されないポストシーズンでは4,5回を1,2失点で確実に抑える必要がある。このためには先を考えずに初回から120%の力で投げ打者を制圧していくことが求められる。
 

 
 1イニングを150%の力で投げ、打者を抑えられる可能性が高いリリーフが次々と投入される傾向があるが、それでもリリーフを投入できるだけのゲームメイクをする先発投手の重要度は依然高い。
 
 過去4年のポストシーズンを見ても、ワールドシリーズまで勝ち進んだチームはしっかりとゲームメイクができる投手を2,3人抱えている。
 
 昨季のテキサス・レンジャーズの快進撃を支えたのはベテランのネーサン・イオバルディとジョーダン・モンゴメリーであるし、2年前のフィラデルフィア・フィリーズを支えたのは、今も維持されているアーロン・ノラとザック・ウィーラーのエースコンビだ。
 
 共通してホセ・アルトゥーベ、ヨルダン・アルバレスの時代を代表する打者を有する強力ヒューストン・アストロズ打線を抑え、自チームに攻撃のチャンスをしっかり与えた。
 
近年のワールドシリーズ先発投手

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