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大谷翔平、メジャー200号本塁打の内容も”レジェンド級”…?意外な現役選手との類似点とは?【コラム】

2024/07/23

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 現地時間7月13日にMLB通算200本塁打を記録した大谷翔平選手。その達成までの歩みは歴代のMLB選手と比較しても引けを取らない素晴らしい内容だ。達成ペースや特性が類似した現役選手との比較からも、大谷選手のポテンシャルの高さが裏付けられた。今回は、大谷選手のMLB200号本塁打までの軌跡について纏めた。(文:島倉孝之)

大谷翔平の歩み

 
 現地時間2024年7月13日、コメリカ・パークでのデトロイト・タイガース戦で、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手がMLB通算200本塁打を記録した。MLBデビュー7年目、794試合目、3293打席目での快挙達成である。
 
 今回は、この記録達成にちなんで、歴代の名選手や現役選手との比較を含め大谷選手の200号までの歩みやその特色を振り返る。また、この機会に、大谷選手と類似した特色のある打者との本塁打の内容の比較を行いたい。
 
 大谷選手の主な記念の区切りとなる本塁打は以下のようになる。
1 200本塁打までの歩み
 

 
 MLBでの初本塁打は野手としての出場2戦目のことであった。メジャー初本塁打から通算50本塁打まで約3年を要したが、その後は1年に1回のペースで50本刻みの記念となる本塁打を記録している。
 
 では他の選手と比較すると、大谷選手の通算200本塁打達成のペースはどの位置づけにあるのか。デビュー以降の試合数からみて、MLBで通算200本塁打を達成したスピードが速い選手の歴代上位5位は以下のとおりである。

 ライアン・ハワード(2004~2016):658試合
 アーロン・ジャッジ(2016~):671試合
 ラルフ・カイナー(1946~1955):706試合
 ピート・アロンソ(2019~):710試合
 ファン・ゴンザレス(1989~2005):766試合

 
 その他、以下の各選手が大谷翔平選手よりも少ない試合数で通算200本塁打を達成している。
 
 アルバート・ベル(1989~2000):769試合
 ハーモン・キルブルー(1954~1975):769試合
 ジャンカルロ・スタントン(2010~):781試合
 アルバート・プホルズ(2001~2022):788試合
 
 上記のうちニューヨーク・メッツのピート・アロンソ選手は、今年4月下旬に通算200本塁打を達成した。
 
 一方、MLB通算本塁打数上位5位のうちバリー・ボンズ氏、ハンク・アーロン氏、ベーブ・ルース氏、アレックス・ロドリゲス氏は、通算200本塁打達成までに大谷選手よりも多くの試合数を要している。
 

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