【MLB】イチロー、残り105試合で3000本まで34本。3000本目はどんな一打に？
昨年以上に限られた出場機会の中で、安打を量産したイチロー。その結果、今季中の3000本安打達成は極めて現実的だ。
2016/06/07
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57試合を終えて残り34本
このペースなら、イチローは今シーズン中に3000安打クラブの仲間入りをする。今シーズンの安打は、マーリンズが57試合を終えた6月5日の時点で31本。史上30人目の3000安打までの残り本数は、開幕時の65本から34本に減り、マーリンズはあと105試合を残している。
イチローが放つ3000本目の安打は、どんな一打になるのだろうか。
過去の例を見ると、単打、二塁打、三塁打、本塁打のうち、やはり単打による達成が最も多い。史上初の達成者であるキャップ・アンソンは、3000本目がいつだったのかはっきりしないため、安打の種類も不明ながら、2人目のホーナス・ワグナーから29人目のアレックス・ロドリゲスまでの28人中、60％以上に当たる17人が、単打で3000安打に到達している。
次いで多いのが二塁打で、ワグナーを筆頭に7人を数える。ラファエル・パルメイロが3000安打に達した時には、イチローも対戦チームの選手として出場していた。パルメイロはジョエル・ピネイロから二塁打を放って3000安打に到達すると、次の打席で長谷川滋利から3001本目（単打）を打った。ちなみに、3000本目の安打を日本人投手から記録した選手は、これまでに一人もいない。
ウェイド・ボッグス、デレク・ジーター、ロドリゲスの3000安打達成は、本塁打だった。ボッグスはダイヤモンドを一周してくると、ホームプレートの手前で両膝をつき、プレートにキスをした。三塁打はさらに少なく、現ツインズ監督のポール・モリターだけだ。
イチローの場合も、単打で達成する可能性が高いことは言うまでもない。内野安打もあるだろうし、アウトの宣告がビデオ判定で覆って3000本目となる、史上初のケースも考えられる。
同様にスピードを生かし、3000本目を三塁打で飾ってもおかしくない。今シーズンのイチローはまだ三塁打を打っていないが、昨シーズンは6本を記録している。