ドジャースは”絶不調”から脱出できる…?故障者続出でプレーオフ進出の危機も!?【コラム】
2024/08/06
Getty Images
ドジャースのプレーオフは若手投手に託された…?
今季のドジャースでは以下3人の先発投手がデビューした。故障者の状況によっては、プレーオフの舞台でマウンドを任される可能性も十分に考えられる。
ランドン・ナック
44回 防御率3.07 奪三振率23.5 Stuff+ 102
すっかりスポット先発要員としてはメジャー定着を果たしたランドン・ナック。平均球速は93マイル(約149キロ)と速いほうではないが、縦変化の大きいフォーシームとスライダー、カーブ、チェンジアップを用いた投球で安定的にメジャー打者を抑えている。
一方で、コマンドが課題でフォーシームを高めに集め、スライダーを真ん中に投げないように改善する必要がある。この点を改称すればヒューストン・アストロズのクリスチャン・ハビアーのようになれるはずだ。
リバー・ライアン
11回 防御率0.82 奪三振率 23.3 Stuff+ 112
球質を測るStuffモデルが好み、一番天井が高そうなのがリバー・ライアンだ。最初の2登板でコントロールに苦しんだが、アストロズ戦ではヨルダン・アルバレスを含む8三振を奪うなどエースとしての片鱗を見せている。追加で故障者が出た場合にはポストシーズンでのキーマンになりそうだ。
ジャスティン・ロブレスキー
20回 防御率 4.05, 奪三振率 18.8 Stuff+ 91
カーショー、柳賢振以来のドジャース生え抜き左腕先発となりそうなのがジャスティン・ロブレスキーだ。左から平均95.0マイル(約152キロ)の速球を投げられるのが魅力的で、縦変化も少なくはない。フォーシームを高めに集め、スライダー、カッターなどの変化球を上手く使えるようになれば先発2,3番手に成長できそうだ。
昨季のポストシーズンでは先発投手が足りない中、若手のホープだったライアン・ペピオを登板させずに敗退し猛烈な批判を浴びたドジャースだが、今ポストシーズンではこの3人の内登板機会を得る者はあるのだろうか。