【MLB】田澤純一、奪三振率向上のカギは初球カーブ? 勝負の年にマウンドで魅せる進化
今季終了後にFAを迎えるボストン・レッドソックスの田澤純一。勝負の年とも言える今シーズン、マウンド上では新たな攻めで奪三振率を向上している。
2016/06/08
再び上昇傾向の奪三振率
2016年シーズン序盤、迎えるFAに向けてボストン・レッドソックスの田澤純一は着実に価値を高めていると、地元紙『ボストン・ヘラルド』が報じている。
ここ2シーズン田澤の奪三振率(1試合9イニングを完投したと仮定した場合の平均奪三振数)は2015年には8.6まで下がった。2014年も9.1と前年優勝した年にマークした自己最多の9.5からは2年連続で低下している。
だが30歳を迎えた今季の田澤の奪三振率は6月2日時点で11.7と再び上昇傾向にある。
“It might not be just because I`m pitching well. It might be that the hitters that I`m facing are strikeout prone guys, I can`t really tell that`s all on me. But I`d like to continue that trend.”
「自分が良い投球をしているだけが理由ではないかもしれない。たまたま対戦している打者が三振する傾向が高い打者なのかもしれない。全てが自分の力だけによるものなのかは分からない。それでもこの傾向は続けていきたい」(田澤)
さらには昨シーズンに比べて、フレッシュな状態であることが好調の要因の1つかもしれないと、『ボストン・ヘラルド』のインタビューで本人も話している。