イチロー、世紀の大打者ピート・ローズ、タイ・カッブと比較される存在に
ピート・ローズ、タイ・カッブとイチローの3人は、時代は違えど40代になっても結果を残し、偉大な成績を残している。
2016/06/11
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3人ともプロ生活24年以上
イチローは現地時間9日の対ミネソタ・ツインズ戦で2安打を放ち、MLBでの通算安打数は2973本、NPBでの1278本と合わせた日米通算安打数が4251本となり、ピート・ローズが持つMLB通算安打記録4256本にあと5本と迫った。
「日米通算安打」は公式記録ではないが、レベルや対戦相手が違うにせよ、ここまで安打を積み上げたことは称賛に値する。
イチロー、ピート・ローズ、そしてもう一人の4000安打者タイ・カッブを比較すると、3人の大打者の個性の違いが明らかになる。
イチローの数字は、現地6月9日試合終了時点。
■イチロー(1973- )現役19歳から42歳まで(継続中)
NPB 9年 951試合4098打席3619打数1278安打 打率.353
MLB 16年 2406試合10226打席9476打数2973安打 打率.314
通 算 25年 3357試合14324打席13095打数4251安打 打率.325
■ピート・ローズ(1941- )現役22歳から45歳まで
MLB 24年 3562試合15890打席14053打数4256安打 打率.303
■タイ・カッブ(1886-1961)現役18歳から41歳まで
MLB 24年 3034試合13087打席11434打数4189安打 打率.367
このように偉大な数字が並んでいる。3人ともに40歳過ぎまで24年以上プレーし、3000試合以上出場、1万以上打席に立っている。