【MLB】田中、またも中4日で炎上。『1億5500万ドルの価値がない』現地メディアは酷評
ヤンキースタジアムでのタイガース戦に中4日で登板した田中は、2本塁打を含む5失点を喫し炎上。現地メディアは、中4日に適応できない155億右腕に対し、厳しい言葉を並べている。
2016/06/14
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中4日よりも5日のほうが成績は抜群だが……
地元紙が特に問題視しているのがまたも課題とされている中4日の登板で打ち込まれたことだ。
The Yankees would love it for Tanaka to step it up on four days’ rest, but he simply can’t do the job. He owns a 4.70 ERA in six starts this season on four days’ rest and has given up six home runs in those starts.
ヤンキースは田中に中4日へとステップアップすることを望んでいるが、田中はその期待に応えられていない。今シーズン、彼が中4日で先発した6試合の防御率は4.70、6登板で6本の本塁打を喫している。
中4日で結果を出せていないのに対し、中5日で登板した時のピッチングは抜群。ここまで5試合に先発し防御率は驚異の1.26、5試合で浴びた本塁打はわずかに1本だ。田中自身は中4日に対し、「(中5日より)不安があるとは言えない」とコメントしているが、数字を見れば中5日のほうが適しているのは明白だろう。
では毎登板田中を中5日で登板させればいいかと言えばそうとも言えない。他の投手との兼ね合いを考えれば田中にだけ5日間の休養を与えるのは不可能だ。
日本よりベンチ枠の狭いメジャーでは6人制ローテーションの導入も難しい。何より中4日と中5日では年間の登板数にして5~6試合の差が出てくる。それだけ稼働率が落ちれば、いかに良い投球を見せようと年に2200万ドルの高給には見合わなくなる。ジラルディ監督も田中を常時中5日で投げさせることは難しいとコメントしている。
“I’m sure there is something to it, but as a manager, when you are playing 40 out of 41 days, you can’t have a six-man rotation, your roster would be all screwed up,’’ Joe Girardi said.
「中4日の時に結果が出ていないことは分かる、しかし監督としては41日で40試合をこなすような連戦の中で6人制ローテーションを組むことは不可能だ。そんなことをすれば我々のロースターが台無しになってしまう」(ジラルディ監督)
MLBにおいて先発投手はローテーションを乱すことなく、200イニング超を投げ切ることが最も重要な職務になっている。中4日に適応できないかぎり、田中が真に高い評価を受ける日は来ないだろう。
出典:The Yankees have a $155M No. 3 starter who just can’t adjust by Kevin Kernan in NEW YORK POST on Jun.12 2016