【MLB】ダルビッシュ、万全の状態で復帰へ。エース不在もチームは首位独走、指揮官も「急ぐ必要はない」
レンジャーズ・ダルビッシュ有の復帰プランが確定した。エース不在も、チームは現在2位以下を大きく引き離し、首位を独走。その恩恵にあずかり、ダルビッシュも細心の注意を払って、復帰が可能だ。
2016/06/27
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エース離脱も首位を独走中
復帰戦は、早くて前半戦最終カード。もしくは慎重にいけば後半戦からとなりそうだ。
レンジャーズ・ダルビッシュ有が26日に離脱後初めてブルペンでの本格的な投球練習を行い、変化球を交え30球を投げた。投球から一夜明けた状態を確認し、問題なければ27~30日のニューヨークでのヤンキース4連戦の間に打者を相手にしたシミュレーション・ゲームに登板するという。
ダルビッシュは復帰3戦目の6月8日アストロズ戦で右肩に張りを訴え、5回76球を投げた時点で降板。その後も違和感は消えず、故障者リスト(DL)に入れられた。
DL規定ならば24日のレッドソックス戦から復帰可能だったが、いまだ具体的なプランは見えていない。現在は右肩への負担を減らすため、右肘の位置を下げた投球フォームへの修正に取り組んでいる。
「我々は彼の復帰を急ぐ必要はない。問題があるのか、ないのか。それをしっかりと見極めていきたい」。ジェフ・バニスター監督は地元紙フォートワース・スターテレグラムの取材にこう答えている。
チームは25日現在、リーグ最高勝率.640をマーク。地区2位アストロズには9ゲームもの差を付け独走中だ。デレク・ホランド、コルビー・ルイスら先発ローテーション投手に故障者が相次いでいるが、指揮官の言葉通り確かに焦る必要はない。