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ドジャースは”世界一”になれない…?プレーオフ進出の条件を徹底解説!【コラム】

2024/08/19

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(左から)打ったマチャド、凡退した大谷、打ったマルテ

メジャーリーグ 最新情報

 シーズン終盤に突入し、熾烈なプレーオフ進出争いを繰り広げているMLB。一時は2位以下に10ゲーム以上の差を付け、NL西地区独走状態となっていたロサンゼルス・ドジャースだが、日本時間8月15日時点で2位に2.5ゲーム差まで迫られており、どこが勝ち進むのか予想出来ない展開となっている。今回はプレーオフのシステムについて解説する。(文:Eli)

 

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 メジャーリーグは5チームを含む地区が東・中・西とある15チームがリーグを形成し、これがナショナル/アメリカンと2つあり、合計30チームある。これはNPBの2倍以上であり、それだけにプレーオフ進出チームも多く複雑なシステムとなっている。
 
 特に2022年初旬に結ばれたCollective Bargaining Agreement(CBA, 労使協定)によりプレーオフのシステムが改訂され、進出チームが拡大されてからはさらに複雑となった。
 
 プレーオフに出場できるのは各地区の優勝チーム、プラス優勝チーム以外の勝率が高い3チームとなる。2023年シーズンでは以下の12チームになった。
 

 

地区優勝6チーム
NL
・ロサンゼルス・ドジャース 西地区
・アトランタ・ブレーブス 東地区
・ミルウォーキー・ブルワーズ 中地区
AL
・ボルチモア・オリオールズ 東地区
・ミネソタ・ツインズ 中地区
・ヒューストン・アストロズ 西地区
 

上記6チームを除いた勝率トップ3
NL
・フィラデルフィア・フィリーズ
・マイアミ・マーリンズ
・アリゾナ・ダイアモンドバックス
AL
・タンパベイ・レイズ
・テキサス・レンジャース
・トロント・ブルージェイズ

 
 地区優勝は自動的にプレーオフ進出となるシステム上、全体でシーズン勝率が低いチームが高いチームを押しのけてプレーオフ進出することも多々ある。昨季のツインズは87勝でAL中地区を制しプレーオフ進出となった一方で、88勝したシアトル・マリナーズは進出できなかった。

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