イチローは外野守備でも傑出。伝説の「エリア51」、数値が証明
メジャー通算3000本安打達成が近づいているマーリンズのイチロー。近年、守備で注目を集める機会が減っているが、これまで数々のファインプレーでファンを魅了し、幾度となく自チームを救ってきた。
2016/06/14
Getty Images
レーザービームで圧倒的な存在に
マリナーズ時代、イチローが守る本拠地セーフコ・フィールドの右翼は「エリア51」と言われ、ここへ飛んだ打球はどんなに鋭くても、イチローによってアウトにされると言われた。
イチローはレーザービームで外野から走者を刺す(補殺)ことも多かった。
その強肩が知れ渡ると走者が自重したために、補殺数が突出しなくなったが、守備範囲の広さでも圧倒的な存在だった。
2001年から10年連続のゴールドグラブ賞に輝いたのも当然の話だと言えよう。
2011年頃から、打撃だけでなく守備でも数字は低下しており、最近は守備機会は少なくなった。それでも時折見せるスーパープレーは、エリア51の片りんをうかがわせる。
イチローは外野守備でもMLBの歴史に残る存在であることは間違いないのだ。
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