【MLB】イチロー、最初からメジャー在籍なら通算4600本安打? 米メディア記者が概算
イチローが最初からメジャーでプレーしていたら、何とローズの4256本をはるかに上回る4600本ほど打っていただろう、とニューヨークのスポーツ記者が推定、概算している。
2016/06/21
Getty Images
イチローとピート・ローズの通算安打数を比較することは可能
野球の世界では、推定することが困難な数字が多い。
たとえば、黒人リーグの大スターであったジョシュ・ギブソンがメジャーリーグにいたら何本のヒットを打ったか、日本の王貞治やキューバのクリストバル・トリエンテがメジャーのプレーヤーだったら何本のホームランを打っただろうか。
もしもイチローが最初からメジャーリーグでプレーしていたら、一体何本のヒットを打っていただろうか。
「イチローの場合、実は答を見積もることができる、しかもかなり正確に概算できる、と私は考えている。そしてその解答とは、約4600本であると推定できる」
このように具体的な数字を出した記事を書いているのは、『ニューヨーク・デイリーニュース誌』のスポーツライター、チャック・モディアノ記者である。
モディアノ氏によれば、イチローの場合、日本プロ野球での記録がすべて残っているので具体的な計算が可能だ、というのである。またアメリカのメディアやローズ氏は、その可能性自体を否定しているとも述べている。
“But let me not take too much away from Pete. Like millions of others, I believe Rose’s Hall-of-Fame denial is one of MLB’s greatest crimes after its half-century ban on dark-skinned players…But the real all-time Hit King? That’s Ichiro.”
「しかしピート氏の批判はやめておこう。ローズの野球殿堂入りを容認しないというのは、半世紀もの間、黒人プレーヤーを参加させなかったというメジャーリーグ機構史上最大の罪に次ぐ大きな間違いであると、私自身、何百万人もの人と同じく思っている。しかし真のヒットキングは、と聞かれれば、それはイチローである」