【MLB】イチローをオールスターへ。ピート・ローズ超えで巻き上がる待望論
ピート・ローズ超えを果たしたマーリンズのイチローをオールスターへ。そんな声がアメリカ国内で出始めた。
2016/06/18
Getty Images
指揮官は消極的だが
もちろん規定打席には足りないが「チームで現在、最高打率(.349)、最高出塁率(.410)なのはイチローだ。外野が広く投手有利でスモールベースボールが要求されるペトコ・パーク開催なのも生きる。オールスター唯一のランニング本塁打を放っているのは彼だ」と強烈にプッシュした。
大リーグ公式サイトも同様の特集記事を掲載した。指揮官のドン・マッティングリー監督は「彼はレギュラーではないから」と消極的だ。「キャリア最後の選手を選ぼうとするのは分かる。でもイチローは(50歳まで)あと7年はプレーすると話しているからね。そのカテゴリーにあてはまるのか、私には分からない。今季ここまで我々にとって素晴らしい活躍をしてくれているのは確かだがね」と答えている。
マッティングリー監督の指摘通り、現状ではオールスター選出は現実的ではない。それでも01~10年の10年連続で選出されたかつての常連を待望する声があるのも事実。ローズ超え論争も、どちらが上かではなく、そうした議論が起こることにこそ価値があった。今再びオールスター待望論が一部で沸くのも、イチローというプレーヤーの価値を物語る一端には違いない。
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