【MLB】イチロー、日米通算4257安打。バリー・ボンズが、ピート・ローズとの『ヒット・サミット』開催を提案
イチローが15日のパドレス戦で2安打を放ち、日米通算4257安打、新記録を達成した。ここ数日、イチローの日米通算安打数の記録について、さまざまな意見がアメリカ国内であがっているが、マーリンズの打撃コーチ、バリー・ボンズ氏がユニークな提案をしている。
2016/06/16
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二人を一緒に招待して開催する「ヒット・サミット」
冒頭に紹介したボンズ氏の案は、日本での安打数をカウントするか否かをテーマにするのではなく、ローズとイチローを招待してヒットに関する公共のフォーラムを開催し、ふたりの『ヒットキング』を全米の野球ファンが楽しめるようなイベントを組むことである。
ボンズ氏は「ローズとイチロー、この偉大なる野球選手に来てもらおう。ピートはこういう機会を歓迎し、喜んで来てくれると思う。とてもいい考えだし、4256本のヒットがどうのこうの、と話し合う代わりに、この二人を招くというのは素晴らしいことだと思う」と自身のアイデアの狙いを明かしている。
“What it does is bring our world together, not just one side is better than the other. A kid from Japan comes over to the United States, and did something between the two places, and united two countries together. We’ve been playing against each other forever. We finally got two of the same.” そうすることによって、日米どちらがいいとか言うのではなく、我々の世界をひとつにすることができる。日本から若い選手がアメリカ合衆国にやって来て、その2つの国で何かを成し遂げ、そして両国を統合する。そう、今までずっと相手として争ってきた両国だが、やっとふたつをひとつにすることができるじゃないか」
ボンズ氏は、これが実現すればメジャーリーグ機構にとっても、また野球界全体にとってもいいことだと語る。記者がそれぞれの無意味な主張を繰り返す代わりに、世界をそのままの姿で映し出す、そしてこのスポーツのありのままの姿を示す、という狙いなのである。
そして最後にボンズ氏は「もしイチローのような選手がまた日本に現れたなら、ぜひできるだけ早いうちにアメリカに、そしてメジャーリーグに来るようにしてほしい。そしたら、こんな議論なんてしなくてすむからね」と笑いながらボンズ氏は話をしめくくった。
出典:”Barry Bonds proposes a Hit Summit with Ichiro, Pete Rose??” @USA TODAY Sports by Bob Nightingale, June 14, 2016