ドジャースの主力選手は”コスパ最強”!? 高額年俸だらけでも新たな”大型契約”へ動く…?【コラム】
2024/10/01
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メジャーリーグでも前人未到となる「50-50」の記録を打ち立てようとしているロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平。メジャー史上最高額とされる大型契約を結びドジャースの一員となったが、同球団には大型契約を結んでいる選手が数多くいる。今回は、ドジャースと大型契約を結んでいる選手と、その貢献度を見ていきたい。(文:Eli)
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米分析サイト『Fangraphs』のBen Clemens氏は2021年に書いた記事の中で、フリーエージェント市場で1.0 fWAR(代替可能な選手と比べてどれくらいの価値を創出しているかの指標) を獲得するためにチームは平均的に850万ドルを費やしているとしている。
この1.0fWAR = $8.5Mの関係はインフレ率や市場の活気具合などから年々変化するものだが、ここでは簡略化のために関係が常に成り立っているものとして計算する。
契約を評価するロジックは以下の通りである。1.0WAR = $8.5Mの式を基に選手がどれくらいの金額分の活躍をしているかを計算し、契約金額通りの活躍をしていれば順調、契約金額以上の活躍をしていればバーゲン、金額以下の活躍ならば失敗となる。
例えば、大谷翔平が結んだ10年$460M(後払い圧縮後)の契約は1.0fWAR = $8.5Mにより契約期間中に56.47 fWARを稼げば良いことになる。
球団の結ぶ契約の評価には様々な要素が付きまとうが、今回は単純かつ客観的に評価するためにこの手法を採用する。なおリリーフ投手はプレー時間の関係から同じ基準では評価しづらいので除外する。