大谷翔平選手をはじめとした日本人メジャーリーガーを中心にメジャーリーグ・日本プロ野球はもちろん、社会人・大学・高校野球まで幅広いカテゴリーの情報を、多角的な視点で発信する野球専門メディアです。世界的に注目されている情報を数多く発信しています。ベースボールチャンネル



ドジャースの主力選手は”コスパ最強”!? 高額年俸だらけでも新たな”大型契約”に動く…?【コラム】

2024/09/14

text By

photo

Getty Images



メジャー史上最高額選手は契約以外でも“稼ぎすぎ”

契約1年目の大型契約
 
 オフに史上最大規模の契約を結んだ大谷翔平。フィールド外での観客動員や日本企業とのスポンサー契約により、ドジャースは既に契約金額分は稼いだのではないかとも思うが、フィールド内に焦点を当てると非常に順調な滑り出しだ。
 
 fWARを単純に2倍にできる二刀流をしていないにも関わらず、なぜか契約1年分のfWARを稼いでしまっている。二刀流が再開される予定の来季からは、さらにギアを上げて荒稼ぎしてほしいものだ。
 

 
 ローテーターカフの故障により約2か月の離脱となっている山本由伸だが、故障前はエース級の活躍をしていたことを忘れてはいけない。
 
 ここまで14先発で$19.55Mを稼いでいることから、フルシーズンで30先発程度に登板すれば、年俸分は軽く超えていたことが分かる。現在、リハビリ登板中で9月中旬に復帰予定だ。しっかりプレーオフに向けて準備してほしい。
 
 タイラー・グラスノーは前評判通り故障が多く、今季もここまで2回故障者リスト入りしている。しかし、それ以外では打者を圧倒しサイヤング賞級の活躍をしていて、先発ローテーションの錨として活躍し、年俸分は既に稼いでしまっている。
 
 球種にシンカーを加えるなど更なる進化も見せている。現在肘の故障中で今シーズン復帰が怪しくなってきたがどうなるか。
 
 ウィル・スミスは守備負担の大きいキャッチャーを務めながらも依然優秀な打撃力を見せている。オールスター後に不調に陥ってしまい、打順も4番から5,6番に下がってしまったが、8月後半になって回復基調に入っている。
 
 また打撃型キャッチャーだったはずが、今季スタットキャストの盗塁阻止指標ではメジャートップを記録し、チームの司令塔としての成長を見せている。このままキャッチャーとして5,6年活躍を続ければ、10年契約はバーゲンとなるだろう。

1 2 3


error: Content is protected !!