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大谷翔平、ドジャース入りで大きく進化した数字とは!? エンゼルス時代との”最大の変化”は…?【コラム】

2024/09/15

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(左から)ドジャース・大谷翔平、エンゼルス・大谷翔平

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 9月上旬、移籍後初めてエンゼルスタジアムに凱旋したロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手。「50-50」の達成がささやかれる今、この1年間で新たに成長した姿をかつての本拠地のファンに見せてくれた。今回は、「ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手」からの変化や進化を、具体的なデータをもとに示していきたい。(文:島倉孝之)

 

大谷翔平の進化と歩み

 「新たに成長した姿」これが今回のテーマである。移籍前後の打撃内容を比較すると、移籍後に大きく進化した特徴的な点があった。これが「50-50」に迫る今年の成績に直結していたのだ。
 
 ここからは、「ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手」から、「ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手」への変化や進化を見ていきたい。
 
 なお、比較対象とするエンゼルス時代の成績については、MVP争いに常時加わるようになった2021~2023年のものを、まだシーズンが終了していない2024年の成績は現地時間9月10日終了時点のものを用いる。
 

 
 打撃に関しては、移籍前後の変化として、以下の点が見受けられた。
 
 ・ゴロが減りライナー性の打球が増えた
 ・速度の遅いブレイキング系の変化球への対応が高まった
 ・真ん中の球に対しより確実に強く角度のある打球を打つようになった
 
 米分析サイト『Baseball Reference』のデータをもとに打球割合の推移をみると、ドジャース移籍後の2024年は、その前3年間に比べライナーの割合が高まる一方、ゴロの割合は低下している。
 
 2023~2024年の変化は、ライナーが+3.7ポイント、ゴロが+7.3ポイント、フライが+2.3ポイントになっている。
 
打球割合の推移
 
 同期間のハードヒットの割合は以下のように推移した。移籍後の2024年は、前年比5ポイント超上昇し、直近4年で最高値を記録している。
 
 ・2021年:53.7% 2022年:49.9% 2023年:54.2% 2024年:59.4%
 

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