大谷翔平のお得意様、苦手なチームを大分析!プレーオフで対戦濃厚なあのチームは…?【コラム】
2024/09/29
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やはり強豪チームは一筋縄ではいかず…
以降は対戦相手別の上位・下位チームを取り上げる。前記のとおりチームやリーグ間に対戦試合数の差があることから、ナ・リーグに限ったランキングも掲載した。9月22日終了時点でワイルドカード3位から2ゲーム差以内のチームは着色して表記した。
OPSは、マーリンズを除き上位をア・リーグのチームが占める。ナ・リーグでは、東地区のチームが3つランクインしている。
一番数字が低いのはニューヨーク・ヤンキースで、トロント・ブルージェイズとともに6割に満たない。ナ・リーグではシンシナティ・レッズ、フィラデルフィア・フィリーズに対して7割未満の数字にとどまっている。
打率に関しても、ア・リーグ東地区の2チーム(ヤンキース、ブルージェイズ)に対し.154にとどまっている。
ナ・リーグに関しては、シカゴ・カブスを除く中地区のチームの数字が低く、フィリーズを除く東地区の数字が高くなっている(ニューヨーク・メッツはナ・リーグ6位の.316)。中地区ではカブスだけ得意で、東地区ではフィリーズだけが苦手な感じだ。
AB/HRは、マーリンズのほかはア・リーグのチームが上位を占める。ナ・リーグでは、マーリンズのほかブレーブス、メッツ、ブリュワーズ、ロッキーズが10を切っている反面、サンディエゴ・パドレスなど4チームからは数値が20を超えている。
これらのチームから打った本塁打の数はいずれも1である。ヤンキース、シアトル・マリナーズからは本塁打がない。
シカゴ・ホワイトソックスやオークランド・アスレティックスからは1試合に1つ盗塁を記録しているほか、ナ・リーグではマーリンズやブリュワーズから1.2試合に1つ盗塁を記録している。
一方、盗塁を記録していないチームも9チームあり、本塁打よりチーム別の偏りが大きい。ナ・リーグで盗塁を記録していないのはピッツバーグ・パイレーツだけだ。