【MLB】イチロー、一気に3000本の金字塔を打ち立てるか? ジーターら近年達成者は足踏みせず
3000本安打まで残り2としたイチロー。ジーター、A-ロッドら近年の3000安打達成者を見ると、記録に近づいてからも、臆することなく安打を重ねている。
2016/07/30
Getty Images
2塁狙ってアウトになったビジオ
現在ナリーグで最後の達成となっているのが、2007年のクレイグ・ビジオ(元アストロズ)。残り3本として迎えた6月28日の試合、第2、第3打席でシングルヒットを放ち、残り1本とすると、7回の第4打席でセンターへのヒットを放ち、大記録に到達した。ビジオは二塁を狙ってアウトになったものの、アストロズ一筋20年の大ベテランの金字塔に地元ファンからは大歓声が送られた。
延長11回となったこの試合、フル出場したビジオはさらに2安打を重ね1試合5安打。カルロス・リーの逆転サヨナラ満塁本塁打の際には、同点のホームを踏み、チームのサヨナラ勝ちに大きく貢献した。
2005年に達成したラファエル・パルメイロ(当時オリオールズ)や、共に99年に達成したウェイド・ボッグス(デビルレイズ)やトニー・グウィン(パドレス)らも、難なく達成。3000本直前で調子を落としていたカル・リプケンJr(2000年・オリオールズ)、リッキー・ヘンダーソン(2001年・パドレス)も、あと「2本」と迫ってからは、3試合以内に達成している。
近年達成した選手を見ると、いずれの選手も足踏みすることなく、3000本安打を達成している。また直近の3選手を見ると、いずれも本拠地での記録達成であり、試合で活躍しチームの勝利に大きく貢献している点も共通している。現地29日のカージナルス戦でのスタメン出場が明言されているイチローは、先達に続けるだろうか。