ドジャースはやっぱり強かった…2024年レギュラーシーズンの総括、WSへ向けた想いとは【コラム】
2024/10/10
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2024年のレギュラーシーズンでは、例年通りの強さを見せたロサンゼルス・ドジャース。ナショナル・リーグ全体2位のフィラデルフィア・フィリーズに3.0ゲーム差をつけ、メジャー最多の98勝をあげたが、そこに至るまで様々な壁が立ちはだかった。そこで今回は、ドジャースの今季レギュラーシーズンを振り返ろうと思う。(文:Eli)
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“これまで以上に“頑張ったオフ
2020年以降、ムーキー・ベッツ、フレディ・フリーマンの希代のスーパースター以外には長期契約を出さずに人員整理を続けてきたロサンゼルス・ドジャース。これは2023年オフのために行ったと言っても過言ではない。
大谷翔平と10年7億ドル、山本由伸と12年3億2500万ドルで契約し、立て続けに2桁年契約を2つ渡した。さらにはタンパベイ・レイズからトレード加入したタイラー・グラスノーとは5年1億3600万ドルで契約延長、テオスカー・ヘルナンデスとは単年ではあるが2250万ドルの契約を結んだ。
チームへの投資を渋るオーナーが増え、金満球団と呼ばれるチームも選手育成に重心を置き持続可能な球団運営を始めるようになった近年では、このビリオンダラーを費やすオフは異常な動きと見えた。
一方で、レギュラーシーズンでは他チームを圧倒する成績を残しながらプレーオフでは毎年失望的な結果を残すチームを、本気で根底から改革するのだ、という気概が見えた動きでもあった。