大谷翔平、ワールドチャンピオンの大きな壁に…パドレスとの対戦成績、打撃内容を徹底分析!【コラム】
2024/10/10
Getty Images
レギュラーシーズンではパドレスが優勢も…?
両チームのレギュラーシーズンの直接対決に限ると、また異なる傾向も見えてくる。
本塁打数1~2のドジャースの4人に対し、パドレスはタティス、マチャド両選手が3~5本の本塁打を記録している。OPSも、タティス、マチャド両選手が9割台前半の大谷選手を上回った。
打点はベッツ選手の14が抜けて大きい。WPA(直接対決での合計)は大谷選手が約0.9と最も大きい。タティス、メリル、ベッツ選手がこれに続き、他の4選手に差をつけている。
全体に、直接対決では、大谷選手のほかベッツ、マチャド、タティス各選手の成績が良い。2010年代に、ベッツ、マチャド両選手は、ア・リーグ東地区のチームで中心選手として活躍しチームをポストシーズンに導いてきた。
この経験が直接対決になると活きるのかもしれない。タティスには独特の個性が好影響を及ぼしたことも考えられる。
現地時間9月24日~26日のレギュラーシーズン最後の直接対決3連戦に限った比較は以下のようになる。
ここでも高い数値を出しているのが大谷選手だ。打率は5割、OPSは14割をマーク、8人中5人がマイナスを記録したWPAは突出して高い値を示した。
パドレスでは、タティス、マチャド両選手がOPS10割超えの活躍を見せた。8人からの本塁打は、タティス選手からの1本だけだった。