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【MLB】イチローが打ち立てる金字塔の真の価値。マ軍指揮官「最高のお手本。野球における全てを参考にするべき」

これまでの選手とは異なった状況下で3000本安打に挑戦しているイチロー。マッティングリー監督はイチローの野球に対する姿勢を絶賛、レジェンドの姿はチームにとって最高のお手本になっているという。

2016/07/28

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若いチームにおいて重要な存在

 26日の試合で自身2997本目となる安打を放ち、3000本安打の金字塔まであと3本としたイチロー。MLB公式サイト『MLB.com』は、「イチローの忍耐力は3000本安打を追ううえで大きく役立っている」と題して、大記録に挑む日本人外野手を特集している。

 イチローの3000本への挑戦は近年の選手とは少し異なった形となっている。

 2007年以降、3000本安打を達成したのは3選手。07年のクレイグ・ビジオ(当時アストロズ)、11年のデレク・ジーター、15年のアレックス・ロドリゲス(共に当時ヤンキース)がいるが、彼らはいずれも当時はレギュラーとしてプレーしていた。控え選手として、特に自身は好調を保ちながらも、チームメイトの活躍にはばまれ、少ない出番で大記録を目指すというのは、今までにないケースだ。

 またこれらの選手が20代前半(A-Rodは18歳)でデビューしているのに対し、イチローは日本でプレーしてからのマリナーズ入団のためメジャーデビューは27歳。非常に特殊な条件下で金字塔を目指すイチローをマーリンズのドン・マッティングリー監督は手放しで称賛している。

“Plus he threw up something like 1,200 [1,278 in Japan] before he even got here,” Mattingly said. “This is not a regular player. Ich is an incredible guy. I feel very fortunate to have him this year on this on this club. He’s a great example for our players. You have to respect every way he goes about his business. He’s been a real joy.”
「(3000本に近付いていることに加え)彼はここに来る前に日本で1200本近い安打を放っている」とマッティングリーは語る。「これは並大抵の選手にできることではない。イチローの成し遂げてきたことは信じられないよ。彼が今シーズンをこのチームで過ごしてくれていることは非常に幸運だ。うちのチームの選手にとって素晴らしいお手本だからね。野球においては彼のやる全てのことを参考にするべきだ」

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