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【MLB】「本来ならイチロー起用の決断は簡単だが……」外野レギュラー陣好調で、先発出場機会増えず

7月20日以来のスタメン出場となったイチロー。終盤に安打を放ち大台へまた一歩近づくと共に、チームの勝利に大きく貢献した。レギュラー3選手に加え、イチローも好調とマッティングリー監督にはうれしい悲鳴をあげている。

2016/07/28

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7月の先発はわずか4試合

 現地26日、マーリンズのイチロー外野手は、本拠地でのフィリーズ戦に1番センターとして先発出場。4打席目にヒットを放ち、3000本安打までのカウントを3とした。チームは1点リードの8回にイチローの安打をきっかけに4点を追加、5-0で勝利している。大台へいよいよ残り3安打となったイチローをMLB公式サイト『MLB.com』が取り上げている。

 初回、先頭打者として打席に入ったイチローはライトにあわやホームランという大きな当たりを放つも、相手の右翼手ピーター・ボージャスがフェンスに激突しながらこれを好捕。2997本目になるはずの当たりをもぎ取られた。ボージャスは先週20日のゲームでも、イチローの当たりを好捕しており、メジャー屈指の名手の好守備でヒット2本分を損した形だ。

 2、3打席目は共に二塁へのゴロに終わるも、8回表にレフトへラインドライブでシングルヒットを放ち、2997安打目。次打者プラドへの3球目には今季9個目となる盗塁も決めると、これを契機に味方打線が爆発し、この回一挙4得点。導火線に火を灯し、勝利に大きく貢献した。

 この日は、イチローにとっては21日のフィリーズ戦以来のスタメン出場。7月のスタメン出場はこの試合を含めわずか4試合ながら、各試合少なくとも1安打ずつ、19打数7安打と少ない機会で結果を残している。今月は途中出場も15試合あるが、その場合は15打席で2安打(2四死球)と、ふるわず。

 スタメン出場時のほうが良い成績を残しているイチローだが、水曜日のフィリーズ戦もベンチスタートであることを監督が前日中に明言。今後もその機会が大きく増えることはなさそうだ。

The Cardinals come in for a four-game series on Thursday night and Mattingly said he’ll look at the matchups and give Ichiro at least another start, perhaps two, disappointing the scores of Japanese reporters here to follow Ichiro in his quest for the big hit.
木曜日の夜からカージナルスとホームでの4連戦が始まる。マッティングリーは相手投手や味方野手との兼ね合いを見て、イチローを少なくとも1試合、もしかしたら2試合に先発させると語った。このコメントは、イチローの大記録への挑戦を追う多くの日本人記者を失望させた。

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