【MLB】イチローの通算安打は今季で3043本? 歴代トップ20入りは来季か
イチローが安打を量産するごとにMLBで活躍した歴代の名選手の記録を塗り替えていく。
2016/07/04
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カルー、ヘンダーソン、ビジオにどこまで肉薄するか
ブロックから上は少し離れていて、3053安打のロッド・カルー、3055安打のヘンダーソン、3060安打のクレイグ・ビジオと続く。左打者のカルーは、1969~78年の10年間に首位打者を7度獲得した。主に二塁と一塁を守ったが、パワーに欠ける一方でスピードがあり、イチローとはボッグス以上に似ている。ヘンダーソンは1406盗塁のみならず、2295得点と81本の先頭打者本塁打も最多。2190四球もバリー・ボンズの2558四球に次いで多い。
1988~2007年にアストロズでプレーしたビジオは、二塁手の他、捕手、外野手としてもレギュラーを務め、右打者では最多の668二塁打を放った。ちなみに、ビジオが3000安打を達成した試合には松井稼頭央が出場していて、イニングの表はビジオ、裏は松井が二塁を守った。
よほど好調でも、今シーズン、イチローが追い抜くのはここまでか。3110安打のデーブ・ウィンフィールドを超えるには、シーズン176安打が必要だ。ウィンフィールドと並ぶアレックス・ロドリゲス(ヤンキース)はまだプレーしており、出場機会が対左腕に限られても、本数は増えていくだろう。
現在、ビジオの通算安打は歴代21位に位置していて、アンソンの本数を3400本以上と看做せば22位となる。イチローの歴代トップ20入りは、来シーズンのお楽しみになりそうだ。