【MLB】イチロー、MLB通算安打数30位に浮上。指揮官「我々は彼の年齢について話題にするべきではない」
この日も2安打を放ち、3000本安打までのカウントを残り14本としたイチロー。通算安打数でも2985安打のサム・ライスを抜きMLB30位に浮上した。
2016/06/30
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イチローはいまだに見ていて楽しい選手
現地28日、マイアミ・マーリンズのイチロー外野手は、敵地コメリコパークでのタイガース戦に1番ライトで先発出場。チームは5―7で敗れたものの、6回と8回にそれぞれシングルヒットを放ち、3000本安打へのカウントをあと14とした。MLB公式サイト『MLB.com』は、「イチローはライスに並び、追い越した」と報じている。
この日のイチローは、第一打席は三塁へのポップフライ、第二打席は一塁へのゴロに終わったものの、第三打席に四球を選び出塁。さらに6回にはライト前へライナーでシングルヒット、8回の第五打席には盗塁のベースカバーに動いた相手ショートの左をライナーで抜いて2安打目。チームの勝利にこそ繋がらなかった5打席で3出塁の活躍を見せた。
昨年は多くの面で自己ワーストの成績に終わったイチローだが、今季はここまで64試合に出場し打率.340、出塁率も4割を超えるなど全盛期を彷彿とさせるバッティングを見せている。
マッティングリー監督も年齢を感じさせない活躍を見せるイチローを称賛している。
“He’s been fun to watch,” Marlins manager Don Mattingly said before the game. “He’s been kind of ageless. We shouldn’t really be talking about his age because he runs better than most, he throws and plays defense better than most. He’s been swinging the bat better than most. Everything about him has been way above average.”
「イチローはいまだに見ていて楽しい選手だ」とマッティングリーは試合前に語った。「彼は不老なんだろう。我々は彼の年齢について話題にするべきではないと思う。いまだにほとんどの選手よりもうまく走り、ボールを投げ巧みに守る。そしてほとんどの選手よりもうまくバットを振るんだから。彼は全ての面で平均を上回っている」