【MLB】イチロー、可能性低くも根強いオールスター出場への声「野球界にとっても楽しみとなり、大きな注目を浴びる」
次々とヒット数を伸ばすイチロー、大きなマイルストーンを寸前に控え、さらにオールスター戦での活躍も期待できるか?
2016/07/01
Getty Images
3000本も目の前、今年は絶好調のイチロー
「メジャー通算3000本安打達成まであと12本と、新しい金字塔に着々と近づいているイチローだが、今年は2010年以来となるオールスター試合出場という可能性も出てきた」
こう書いているのは、南フロリダの地元新聞『Sun-Sentinel』誌のクレッグ・デービス記者である。
もちろん、今年は規定打席数に満たないため現在のところ首位打者にはなれないが、7月12日にサンディエゴで行われるオールスター戦にナリーグの選手として出るとすれば、ただセンチメンタルな理由だけではない。今年の実績がある。
水曜日、マーリンズが10-3でデトロイト・タイガースに敗れた試合で、42歳のイチローは2本ヒットを打ち、打率を.342とした。さらにその前の日の試合でもイチローは2本のヒットを打ってメジャーでの通算ヒット数において歴代30位に浮上。次に待っているのは、ちょうど3000本のヒットを打って引退したロベルト・クレメンテ選手である。
ドン・マッティングリー監督は「イチローは見ていて楽しい。何をとってもは(メジャー選手の)平均を上回っている」とこれまでの活躍を称賛している。
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