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ドジャース、ポストシーズンの前評判は低かった!? ワールドシリーズ進出の快進撃に導いた理由とは【コラム】

2024/10/31

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(左から)ドジャース・エドマン、マンシー

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 4年振りにワールドシリーズに進んだロサンゼルス・ドジャース。シーズンでは強さを見せたが、故障者の多さ、近年のプレーオフでの結果から前評判ではプレーオフ敗退の声も少なくなかった。それを覆し、ここまで来られたのは何故か。今回はドジャースがNLCSで見せたチームとしての運用、采配面に着目し、分析した。(文:Eli)

 

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 過去2年連続で初シリーズ敗退という最悪の流れの中で、ロサンゼルス・ドジャースは2024年シーズンで最も完全なチーム”と呼ばれたサンティエゴ・パドレスを打ち破りNLCS進出を決めた。
 
 ワールドシリーズ優勝の有力候補であるパドレスという最大の難関を乗り越えたことでドジャースには勢いがついた。
 
 加えて誰か一人の大活躍ではなく、打線ではキケ・ヘルナンデス、テオスカー・ヘルナンデス、ムーキー・ベッツ、投手陣ではブルペン陣全員など全員で勝ったという意識もあり、チーム状態はすこぶる良い状態だった。
 

 
 一方でこれはニューヨーク・メッツも同じだ。8月末にはプレーオフ進出確率が13%まで沈んだ状況をひっくり返し、シーズン最後のシリーズでプレーオフ進出を決めた。
 
 そして敗退まで、9回2アウトからピート・アロンゾの逆転ホームランでミルウォーキー・ブルワーズとのWCSをパス、NLDSでは近年のプレーオフで無類の強さを誇っているフィラデルフィア・フィリーズをホームのシティ・フィールドで打ち破った。この勢いは”ミラクルメッツ”と言う言葉に集約されているだろう。
 
 このように、両チーム共に勢いがあり、チーム状態も良い。ロースターの完成度はドジャースが上手だったが、プレーオフは短期決戦という何が起こるかわからない状況だ。ドジャースはどのようにして勝ったのだろうか。

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