ドジャース、新たな大型補強が実現する!? 今オフのFA戦略予想は…?【コラム】
2024/11/10
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ニューヨーク・ヤンキースとの激闘を制し、4年振りにワールドチャンピオンに輝いたロサンゼルス・ドジャース。ロサンゼルスでは優勝の余韻が冷めやらぬ中、ドジャースがヤンキースのスラッガー、フアン・ソトの獲得に動いていると現地メディアが報じた。今回は、ソトがドジャースに加入した場合のロースター、リスクを分析した。(文:Eli)
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現地日時10月27日、米メディア『New York Post』 のジョン・ヘイマン記者は「ドジャースがフアン・ソト獲得戦線に参戦、これは大谷翔平の契約のおかげだ」と題した記事の中で、ドジャースの方針を知る人間の話として、ドジャースがオフの目玉であるヤンキースのフアン・ソトに契約オファーをするつもりであることを報じた。
記事では、ドジャースは大谷翔平と10年7億ドルの契約を結んだ一方で、後払いによりそのコストは単純計算の年7000万から3000万ドル程度へと圧縮されており、さらに大谷がチームにいることによりもたらされたスポンサー契約により、コストの何倍以上の利益が出ているとしている。これがソト獲得への道を開いたのだという。
フアン・ソトは大谷翔平やアーロン・ジャッジと並ぶ希代のスーパースターだ。2020年からの5シーズンでのスタッツとMLBでのランクは以下の通りだ(2500打席以上)。
打率 .284 (7位)
出塁率 .428 (1位)
長打率 .635 (3位) 1位ジャッジ、2位大谷
OPS .963 (3位) 1位ジャッジ、2位大谷
wRC+ 187 (2位) 1位ジャッジ、3位大谷
平均打球初速 92.8 (6位)
バレル率 14.9 (4位)
野手fWAR 27.1 (2位)
そして何よりも来季で26歳と言う若さが最大の魅力だ。MLBでは平均的に30歳までが全盛期で、その後は成績が下降傾向にあるが、ソトは全盛期があと4シーズン残っている。スタイル的に身体能力と共に成績が下降しそうにないので、より多くの年数活躍する可能性も高いだろう。
難点があるとすれば守備力が低く、基本的に外野の両翼しか守れない。また将来的に身体能力が下がった際にはDH専門選手となるかもしれない。