大谷翔平、”MVP確実”はまたも異次元!? 歴代MVP受賞者との成績を徹底比較!【コラム】
2024/11/18 NEW
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打撃成績で歴代MVPを比較!
2024年に大谷選手が達成した記録の中で最大といえるものが54本塁打59盗塁である。これを踏まえ、野手(二刀流選手含む)として受賞した48選手に関し、本塁打数と盗塁数の相関分布を以下に示した。
2024年大谷選手のほか、2023年ロナルド・アクーニャJr.選手が本塁打、盗塁とも高数値を記録している。
ただし、2人の盗塁数に関しては、2023年導入のルール改正(ピッチクロック導入、牽制球の制限など)の影響を受けている可能性がある。
その点、この影響がない2001年イチロー選手の盗塁数(56)の価値は高い。年間30本塁打30盗塁を達成したMVP受賞選手は、大谷、アクーニャJr.両選手のほか、2007年ジミー・ロリンズ選手、2011年ライアン・ブラウン選手、2018年ムーキー・ベッツ選手の3人である。
その他、ボンズ、ジャッジ、アレックス・ロドリゲス各選手は、年間50本塁打、10盗塁を同時に達成している。
次に、当該の48選手につき、OPSの構成要素である出塁率と長打率の相関分布を以下に示した。
2024年大谷選手は、長打率では上位だが出塁率は中位の下に位置する。特筆すべきは2001年~2004年のボンズ選手で、他の選手に比べ出塁率、長打率とも突出して高い。
これに続く長打率を記録しているのが2022、2024年のジャッジ選手で、両選手だけで長打率の1位~6位を占めている。
該当選手の約6割が出塁率.350~.450、長打率.550~.650の水準にある中、2001年イチロー選手、2008年ダスティン・ペドロイア選手が長打率5割未満で、2007年ロリンズ選手が出塁率3割5分未満で受賞している。