ドジャース、今オフのFA補強ポイントは? ”最優先”で獲得すべきポジションは…【コラム】
2024/11/30
Getty Images
トッププロスペクトの覚醒に期待も
ドルトン・ラッシング
FA市場で満足いく補強ができなかった場合は、トッププロスペクトのドルトン・ラッシングに白羽の矢が立つ。
ドジャースNo.1であり、MLB全体No.39プロスペクトのラッシングはドジャースの未来を担う逸材だ。
元はキャッチャーだったものの、ウィル・スミス、ハンター・フェドゥーシャ、ディエゴ・カルタヤと詰まっていたため、打撃の才能を活かすために2024年途中から外野手に転向した。
ドジャースがラッシングを高く評価していることは2024年トレードデッドラインでの動きからわかる。米メディア『The Athletic』のKen Rosenthal氏によれば、ドジャースが放出可能としたプロスペクトの中にラッシングは含まれていなかった。
逆にドジャースNo.5プロスペクト投手のリバー・ライアンは放出可能となっていたという。当時、先発投手が不足していたドジャースがラッシングを出さないとしていたことは、首脳陣からの期待の表れと言えるだろう。
ラッシングの打撃データを見ると、wRC+はAAA PCL 19位/145人と総合的な攻撃力は優秀だ。ドジャースが重視する選球眼ではBB%が17位、K%が55位と三振は少し多いが、十分な数の四球を選べている。
米分析サイト『Fangraphs』の2024年シーズン前スカウティングリポートでは、ラッシングを”低打率だが選球眼とパワーの影響で平均的な価値を発揮できる”としている。外野転向で守備負担が減るため、より高い価値を打撃で埋めるようになるだろう。
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