【MLB】イチローとの縁も。背番号「51」、過去3人が永久欠番
イチローがオリックス時代からつけていた「51」。メジャーでもマリナーズ、マーリンズでも同じ背番号だが、「51」はこれまで偉大な名選手がつけており、イチローとの縁がある。
2016/07/11
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マーリンズの51番初代はトレバー・ホフマン
バーニーは1998年に首位打者を獲得し、通算では2336安打、287本塁打、147盗塁を記録した。センターの守備ではゴールドグラブを4度受賞。バーニーの引退後、ヤンキースの「51」は誰も使っておらず、昨年5月に永久欠番とされた。
バーニーのチームメイトだったマリアーノ・リベラに先駆け、史上初めて600セーブを達成したトレバー・ホフマンも、長きにわたって「51」のユニフォームを着た。現在、イチローが使用しているマーリンズの「51」も、初代はホフマンだ。イチローはコーチを含めると12代目、選手としては10代目に当たる。
ホフマンは1993年4月に、創設1年目のマーリンズでデビューした。2カ月後にパドレスへトレードされ、そこで「34」となったが、翌年から「51」に変更。最後の2シーズン(2009~10年)を過ごしたブリュワーズでも「51」を使用した。パドレスの「51」は2011年8月に永久欠番とされた。
ちなみに、ランディとホフマンは、いずれもイチローと対戦している。
ランディ対イチローは18打数8安打、ホフマン対イチローは7打数1安打。ランディの場合はヤンキースで投げていた時の対戦が多く、「51」対「51」に限ると3打数1安打だ。さらに、ランディはオールスターゲームでも、イチローと2度対戦している。イチローのオールスター初打席だった2001年は一塁内野安打で、2004年は一塁ゴロだった。
ランディら3人と違って永久欠番にはなっていないが、ウィリー・マギーも「51」の名選手として挙げておきたい。マギーは1982~90年と1996~99年のカージナルス時代だけでなく、その間にプレーした3チームでも「51」を背負った。18年間に2254安打、79本塁打、352盗塁を記録。イチローとは、背番号「51」とともに、パワーに欠ける俊足巧打の外野手という特徴も共通していて、2人ともMVPを1度受賞し、首位打者を2度獲得している。