ドジャース、佐々木朗希の獲得が”最適解”…?チーム戦略から見る大きなメリットとは【コラム】
2024/12/21 NEW
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佐々木朗希がドジャースにベストフィットする理由
密約疑惑や佐々木自身の意思、MLB選手との交友関係など証明不能なことは横に置いて、野球の面から佐々木のフィットする球団を考えるとドジャースがベストフィットだということが分かる。
理由1: ドジャースの先進的な投手育成能力
ドジャースの投手育成能力はMLBでもトップレベルだ。過去5年においてもタイラー・アンダーソン、アンドリュー・ヒーニーなどの低迷していたベテランや、ボビー・ミラー、ギャビン・ストーンなどの評価が低かった若手を育成した実績がある。
佐々木が「世界一の選手」になりたいならばドジャースがその思いをかなえる可能性は高い。
理由2: ドジャースの選手層の厚さ
佐々木朗希の耐久性の問題は、ロッテ在籍時から度々指摘されている通りである。ここまでのキャリアにおいて、最大イニング数が129.1回であることからも明らかだ。
メジャー初年度から先発ローテフル稼働では、いつか壊れてしまう可能性が高い。それは佐々木もMLB球団も承知の事実だ。
大谷翔平のロサンゼルス・エンゼルス時代末期において、エンゼルスのプレーオフ出場のために大谷がオーバーワークになってしまった可能性も指摘されている。
一方で、即戦力としての先発投手をあまり必要としていないドジャースではじっくりと育成に取り組むことができる。
MLBのルール上、マイナー契約しか結べないことを最大限に生かして、身体づくりや球種の追加などを競争激しいメジャーレベルではなく、マイナーレベルで時間をかけて行うことで、佐々木のキャリアを長くすることにもつながるだろう。
理由3: ドジャースの将来性
これは特に獲得時最大のライバルとされるサンティエゴ・パドレスを念頭に置くが、パドレスは故ピーター・サイドラー氏時代に結んだ長期契約が将来的に重荷となる可能性が高い。
既に、来季33歳となるマニー・マチャド、ザンダー・ボガーツは衰退期に入っていると見られ、この2人の契約は10年残っている。
また、今季のパドレスを支えたルイス・アラエズ、ディラン・シース、マイケル・キングが来季終了後にFAとなる。
若手はジャクソン・メリル、フェルナンド・タティスがいるものの、米サイト『mlb.com』プロスペクトランキングTOP100には2人しかいない。さらに今オフ既に予算の削減に取り組んでいるようだ。
ドジャースもムーキー・ベッツ、フレディ・フリーマン、大谷翔平の高齢化という大きな問題を抱えてはいるものの、プロスペクトTOP100には5人、加えてフアン・ソト獲得戦線に参加するなど更なる補強姿勢を見せている。
上記を踏まえ、佐々木朗希が長期的な視点でワールドシリーズ優勝を目指すのであればこちらの方が可能性は高いと見られる。
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